「相続」遺産分割をスムーズに進める為のポイントと注意点を紹介

相続情報

これから相続人たちで遺産分割しようと思っているのではないでしょうか。

しかし、遺産分割を進めるにあたりポイントを押さえておかなければ、揉める原因になってしまいます。

遺産分割で、相続人の主張がぶつかってしまうと関係が修復不可能になり相続が「争続」になってしまいます。

そうならない為に、今回は「遺産分割をスムーズに進める為のポイントと注意点」を紹介します。

揉めない遺産分割を進める為4つのポイントを紹介

それでは、遺産分割を進める為の4つのポイントを紹介します。

  • ポイント1:相続財産を包み隠さず話す
  • ポイント2:法定相続分も頭に入れて話す
  • ポイント3:一方的な考えを伝えない
  • ポイント4:自分の気持ちを伝える

それでは、各ポイントごとに解説していきます。

ポイント1:相続財産を包み隠さず話す

ポイント1は「相続財産を包み隠さず話す」になります。

相続が開始したら、代表相続人がいると思います。配偶者や長男長女が中心となって、相続手続きを進めることが多いです。

そのような代表相続人は、相続財産を包み隠さず他の相続人に報告しましょう。

なぜなら、他の相続人に疑いの目を掛けられない為です。

同居している相続人が財産を隠してしまい、相続手続きが終わるまで他の相続人から疑い目の掛けられたなどはよくある話です。

そうなってしまえば、兄弟姉妹の関係も絶縁状態になってしまうでしょう。そうならない為に、相続財産は相続人全員で共有するべきです。

ポイント2:法定相続分も頭に入れて話す

ポイント2は「法定相続分も頭に入れて話す」になります。

遺産分割は、各相続人の話し合いで決まります。話し合う時に法定相続分も頭に入れておくといいでしょう。

何の知識もない状態で、遺産分割の話し合いは何を基準に進めたらいいのか迷ってしまうからです。

各相続人が法定相続分の知識を入れておけば、互いに譲歩しながら遺産分割の話し合いが進めることができるようになります。

ポイント3:一方的な考えを伝えない

ポイント3は「一方的な考えで伝えない」になります。

遺産分割が開始したら、各相続人は「財産の何をいくら欲しい」と考えるはずです。しかし、その考えを一方的に伝えてしまったら、遺産分割はまとまらず相続が争続になってしまうでしょう。

なぜなら、各相続人みんな同じようなことを考えているからです。

各相続人が、好き勝手に言いたい放題主張してしまえば、まとまる話もまとまらなくなってしまうのです。

各相続人に相続財産の分け方の思いは必ずありますが、一方的に伝えず互いに歩み寄る気持ちを持ちながら遺産分割に望むようにしましょう。

ポイント4:自分の気持ちを伝える

最後のポイントは「自分の気持ちを伝える」になります。

前項で一方的な考えを伝えないといいましたが、自分(相続人)の気持ちは各相続人に伝えましょう。

気持ちを伝えず、相続手続きが完了してしまった後に後悔しても再手続きはほぼ不可能だからです。

例えば、心の中では「生前、故人の介護などの面倒を見ていたから少し財産を多く欲しい」と思っていたが、その時は主張せず、みんな平等に分けて相続手続きを完了させてしまい、後日、怒りが収まらず相続人たちと揉めてしまったなど。

このようになってしまったら、相続人同士の関係はギクシャクしてしまうばかりか、最悪は関係が崩壊してしまうのが、容易に想像できます。

そうならない為にも、素直に自分が思っている気持ちも伝えてから、互いに譲歩すべきことはして、完了後も遺恨を残さないよう遺産分割を進めましょう。

遺産分割を進める為の3つの注意点を紹介

次に遺産分割を進める為の注意点を3つ紹介します。

  • 土地や建物は同一の名義にする
  • 相続手続きはやり直しがきかないので注意が必要
  • 完了後、遺言書が見つかった場合

上記の注意点を怠って相続手続きを完了してしまうと後日大変なことになってしまいますので、注意が必要です。

土地や建物は同一の名義にする

まず初めに「土地や建物は同一の名義にする」です。

土地や建物などの不動産は、相続人1人に相続(名義)させるべきです。

共有名義になると、不動産を利用するのに不便になってしまうからです。

例えば、土地を担保にし住宅ローンを組みたいと思っても、単独ではできず共有名義人の承諾が必要になるのです。

なので、相続財産に不動産がある場合、相続人1人に相続させた方がいいでしょう。

相続手続きはやり直しがきかないので注意が必要

2つ目は「相続手続きはやり直しがきかないので注意が必要」です。

相続手続きが完了すると、再度手続きをやり直すのは不可能です。※新たな財産が発見したなどの例外は除く。

なぜなら、一度完了してしまった相続手続きは、相続人全員の合意がなければやり直しできないからです。

各相続人から合意を貰うのは不可能と思ったほうがいいでしょう。中には、以前の遺産分割方法で満足している相続人もいるのです。

そのような相続人は、再度遺産分割をしたいとは思わないはずです。

なので、相続手続き完了してしまった場合、やり直しをするのは難しいと考えるべきです。

完了後、遺言書が見つかった場合

3つ目は、「完了後、遺言書が見つかった場合」です。

相続手続きが完了後、または手続き中に遺言書が見つかった場合大変です。

遺言書は、遺産分割に優先して法的効力が及びます。

つまり、銀行解約など手続きを進めていたとしても、遺言書が発見されてしまえば、遺言書に書かれた内容を優先した銀行解約手続きになってしまうのです。

相続手続きが終わって一安心と思っている矢先に、遺言書が見つかり一から相続手続きが始めるとなったらどうでしょう。また、大変な思いするのは想像できると思います。

そうならない為、相続手続きを開始する前に故人の遺言書がないか必ず探してからにしましょう。

まとまらないなら、時間を空けてから話す

上記の注意点を踏まえても、遺産分割がまとまらない場合一度時間を置くのもいいでしょう。

なぜなら、遺産分割中は各相続人の思いがぶつかり、ヒートアップしている状態です。

そのような状態で、まとまるはずの内容もまとめるのは不可能です。

相続手続きに決まった期間はありませんので、一度時間をおいて熱くなった気持ちを冷やしてから遺産分割するのも有効です。

ただし、相続税が発生する場合は、納付する期間(相続開始10ヶ月以内)が決まっているので注意が必要です。なので、信頼できる専門家に相談しましょう。

ダメなら調停へ、でも、おすすめはできない

それでも、遺産分割のまとまらない場合、裁判所を通した調停分割や裁判分割もあります。

しかし、この方法はおすすめできません。

相続手続き完了させるのに数か月~数年掛かってしまうからです。そればかりか、相続人同士が互いにいがみ合ってしまい、その後の関係も崩壊してしまうでしょう。

そうならない為にも、専門家に相談しながら相続手続きを進めるのを考えるべきです。

専門家は、専門的な知識を有してアドバイスしますので、相続手続きがスムーズに進めていけるようになります。

なので、信頼できる専門家に相談してみましょう。

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