遺言書の役割を解説

遺言書は、骨肉争いを防ぐ為に必要。遺言書の役割

遺言書の基礎知識

このエントリーをはてなブックマークに追加
遺言書を残すことは、大切だと思いますか。「遺言書なんか考えるものではない」、「遺言書を作るほどの財産なんかうちにはない」、「身内で争いなんか起きない」など、思っている人が多いのではないでしょうか。

 

遺言書を残すことは、「自分の大切な財産を誰に受け継いでもらいたいのか」のような財産の指定や「相続を争続にさせない為」の相続問題の解決に大いに役立つものになったり、遺言書の必要性は大いにあります。

 

よくあることですが、相続人たちの心の中とあなたが思っていることには、大きなずれが生じている場合があります。中には、財産を目当てにしているけど、表面上はそのような素振りを見せず相続が発生したときに財産の主張したりします。

 

このような問題を起きないようにするために、遺言書が必要になったりします。今回はその遺言書の役割について書いていきます。

 

 

遺言を残したい場合には、遺言書で作成するべき

 

「自分自身が築き上げてきた財産」や「代々受け継がれてきた土地」を特定の人に受け継がせたいなどの希望がある場合、そのような生前の意志を残すことを遺言と言います。その生前の意思を文章として残しておくことを遺言書と言います。

 

例えば、
先祖代々受け継がれてきた土地は、長男に相続させたい。
預貯金関係は、土地を受け継いだ長男が2割、次男と三男には少し多めの4割ずつ相続させたい。

 

このように、生きている間に心の中で思っていても、自分自身が亡くなった後、息子たちはあなたの意志を受け継いでくれるとは限りません。

 

そうならない為にも、自分自身の考えや想いを受け継いでもらうには、遺言書という形あるもので文章として残してくことが重要になります。

 

遺言書の役割

 

遺言書と聞くと、自分には必要ないものと考える人がたくさんいます。それに、日本人は死に対して話すことは不謹慎や怖いなどの「不」のイメージがあり犬猿されがちな話題になります。

 

しかし、現在の日本は類に見ない超少子高齢化社会になっておりその高齢世代の方たちも、高齢の方たちを支えていく下の世代も、今後、死に対する問題や相続問題の課題に誠実に向き合っていかなければなりません。

 

遺言書は、後記の相続問題に強い効果を発揮するものになり、多くの相続問題に対して解決に役立ってくることと思われます。

 

なぜかといいますと、遺言書の内容は相続の効力よりも優先的に効力を発生させるようになっています。現在の民法上、自分の稼いだ財産や所有物は自由に使用処分ができるようになっており、遺言書に書かれた内容もその一部とされています。

 

例えば、財産を見た相続人たちが、財産の金額に構わずに我を忘れて少しでも多くの財産を得ようと骨肉争いになってしまうことがあります。もしこの時に、遺言書で財産を平等に分配しておき、遺言者の想いを残しておけば骨肉争いを防げるようになります。

 

上記のように遺言書をうまく利用することで、多くの相続問題が「争続」にならなくて済むようになります。遺言書を書くことは、本人だけでなく後世の相続人たちにも必要なものになってきます。


page top