遺言書に役立つ情報

知ってました?遺書と遺言書は違うんですよ。遺言書は最愛のメッセージ

遺書と遺言書の違い

遺書と遺言書って同じものですよね。いえいえ、違うものですよ。

 

例えば、『雪山で遭難してしまい、自分が助かりそうにないときに紙などに最後の言葉を残すこと。』が遺書です。逆に遺言書は、『死後、家族が困らないように、前もって財産の分け方などを書いておくこと。』です。

 

同じ死に対することではあるが、書く時期、書く内容も全然違ったものになります。今回は、遺書と遺言書の違いについて説明していきます。

遺書とは、自分自身の命が危ういときに書くもの。

遺書は、亡くなる直前に残すものです。すでに、自分自身が死ぬことを分かっているときです。

 

例えば、歩道を歩いていたら車が衝突して命が危ぶまれたときに、『私の命はもう持たない。悔しいが家族のみんな今までありがとう・・・』

 

このように急な災害などにあってしまい、自身の命が風前の灯火になり家族などに向けて何らかのメッセージ残したいと思ったときに使われるのことが多いのが遺書です。

遺言書とは、死を肯定的にとらえ書くもの。

遺言書は、残りの人生を豊かにするために作る物です。遺書のように自身の死を意識することではあるが、死が迫っている状態ではなく自分自身と向きあって、体調の状態や財産の整理を見直し作業を行います。

 

そして、家族たちと残りの人生を幸せに生きるために前向きにとらえ想いを残すのことが遺言書です。遺書は、死に対して否定的なイメージがありますが、遺言書は死を前向きにとらえ肯定的なイメージになります。

遺言書は、家族などの大切な人たちに残す最愛のメッセージになる。

あなたが大切な人が亡くなったときのことを考えたときはありますか。もし、長らく共にしてきた妻や家族だった場合はどうでしょうか。

 

残された者はすごく辛い思いをし、何もやる気に起きないと思いますし心は止まった状態です。しかし、現実では葬式準備やその後の財産はどうするかなどの死後の手続きで慌ただしくやることが待っています。

 

残された人たちは、それだけでも心身ともに疲弊してまうものですが、挙句の果てにあなたの財産を巡って相続人同士で揉めてしまい最悪家族がバラバラになってしまったりします。そうならない為にも、あなた自身が死と向き合い、生前に財産の管理や死後の手続き準備をしておけば残された家族の助けにもなります。

 

また、遺言書を残すことであなたから最愛のメッセージになり、残された家族は生きるための勇気が沸いてくることになります。

おまけ

遺言書は、あなたの財産を相続人たちにどう分けるか書くイメージが強いと思います。例えば、『長男には、先祖代々○○家土地を相続させる。次男に、預金を相続させる。』などのように財産の分け方を書く。

 

これは、形式的なメッセージであり、遺言書の力はこれだけではありません。遺言書には最愛の人たちにメッセージを残す言葉が書ける付言という項目があります。

 

この付言で、

・遺言書を作った経緯。
・なぜこの内容にしたのか。
・亡くなったあとの想い。
・最愛の人たちに対する想い。

など、最愛の人たちにメッセージを残すことで、残された者たちの心に訴えかける力があります。心の訴えかけられた遺族人は、遺言者の想い(意思)をくみ取ろうとしてくれることが多くなり相続対策にもなります。

まとめ

ここまで読んで、遺書と遺言書の違いは分かったと思います。遺書は災害などの不運で死が目前に迫ってしまい、最後に残す言葉で死に対して否定的なイメージがあります。

 

遺言書は、遺書とは反対で肯定的なイメージがあります。自己の状態と財産を把握し、最愛な人たちが困らないように準備しておくこと。死を前向きにとらえて家族ともに幸せな人生を送るために作っておくものです。

 

遺言書だけでは書ける内容が不十分になってしまうので、葬儀方法や財産の種類など詳細に書き込んでおくことができるエンディングノートを同時に作成しておくと、残された遺族は困らなくて済むと思います。


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