遺言書の7つの効力の情報

スマホで簡単に読める。遺言書の7つの効力

スマホで簡単に読める。遺言書の7つの効力

仕事も定年を向かえて、残りの人生は孫に食べさせる趣味の自宅菜園でもしながらのんびり過ごそうかなと思っていました。そんなこともあり、よく孫を連れて娘たちは遊びに来てくれます。うれしい限りです(^^)

 

娘たちが使うスマホを見ていたら、私も欲しくなりスマホを手に入れました。そこまでは良かったのですが、スマホでいろいろ調べていたときに相続対策のことを目にして、私が亡くなった後のことが不安になってしまいました。相続時に揉めないためには遺言書をつくることも対策の1つと分かりました。

 

それから遺言書のことが大変気になってしまって。。。という同じようなことを想っている方も多いのではないでしょうか。

 

遺言書は、確かに相続対策になり得るものです。遺言書の知識がない人のために、今回は「遺言書を作る上で絶対に覚えておいてほしい遺言書の効力」を教えます。お持ちのスマホで簡単に読めるように書いていきますのでどうぞよろしくお願いします。

覚えておきたい遺言書の7つの効力

それでは、最初に挙げます。覚えておきたい遺言書の効力は7つです。

・相続分の指定
・遺産分割の指定または禁止
・推定相続人の廃除
・財産の遺贈
・遺言執行する者の指定
・身分の認知
・祭祀財産の指定

上記であげたもの7つが遺言書を作る上で知っておきたい遺言書の効力です。それでは1つずつ解説していきたいと思います。

相続分の指定

遺言書で、あなたの持っている財産を相続人に振り分けることができます。例えば、私の財産の1/2を妻に相続させる。残りの財産を長女と二女で1/4ずつ相続させる。のように相続分の指定が可能です。

 

相続分の指定しておくことで、相続時に相続人たちが財産の割合について話しあう必要がなくなりますので手続き楽になります。ただ、相続分の指定で気をつけなければいけないことは、かたよった割合にしないことです。理由は分かると思いますが、あまりにも偏った指定をしてしまえば、不満をもつ相続人が表れてしまうからです。

 

あとは遺留分も考慮したほうがいいでしょう。遺留分については、こちらを読んでください。遺留分について詳しく解説しています。≫≫≫

遺産分割の指定または禁止

ここでは、遺産分割の指定と禁止についてお話しします。

遺産分割の指定

遺言書で遺産分割の指定ができます。遺産分割とは、あなたの相続財産を残された相続人たちが話し合いで財産を分ける行為です。遺産分割の指定は、その財産を遺言書で詳細に分け方を指定してしまうというものです。

 

先ほど、相続分の指定と遺産分割の指定は何にが違うのか。。。と考え人もいるのではないでしょうか。これは説明するよりも例をあげた方が分かりやすいと思いますので以下を見てください。

 

【相続分の指定】
財産の1/2を妻に相続させる。残りの財産を長女と二女で1/4ずつ相続させる。
のように、相続分の割合だけを定めています。財産には現金預金や不動産もありますので、妻がどのような財産を1/2相続するのか、長女も現金だけを1/4相続するのか決まっていません。あくまでも。相続財産の割合しか決まっていないのが相続分の指定です。

 

【遺産分割の指定】
茨城県坂東市長須○○○○番地の土地付き建物を妻に相続させる。みずほ銀行守谷支店普通預金口座番号○○○○○○○○の預金を長女に相続させる。金庫に入っている現金500万円を二女に相続させる。
というように、財産の種類などを詳細に誰に何の財産を相続させるか指定することが遺産分割の指定です。

このように遺言書に財産の分配方法を書くときは、相続分の指定と遺産分割の指定を混ぜて書くと柔軟な遺言書が作成ができます。

 

例えば、
妻が住むところがなくなってしまうと困りますので、茨城県坂東市長須○○○○番地の土地付き建物を妻に相続させる。というように遺産分割の指定をしておき。
厳禁預貯金関係は、長女と二女で1/2ずつ分けて相続させる。のような相続分の指定をしておくと遺言書を見た相続人が不満の起きない内容で作成できます。

遺産分割の禁止

遺産分割の禁止は、あなたの財産を一定の期間、遺産分割をさせないようにすることです。一定の期間とは、相続時から5年を越えない期間です。遺産分割の禁止なんかするときがあるのかな。。。と思ったあなた。では、簡単な例をあげますね。

 

あなたは、余命1年と宣告されてしまいました。そこで遺言書を作成しようと考えています。予想される相続人には、54歳の妻と23歳になる長女と18歳の二女がいます。あなたが余命通り1年後に亡くなったとします。そしたら、残された3人で相続財産を分けることになりますが、二女は未成年者なので法定代理人をつけなければ遺産分割することができません。

 

法定代理人をつけると、裁判所に申し出やら代理人の知恵も加わり手間と時間だけが掛かってしまうことになります。それを避けるために遺言書で『すべての財産を、その分割を相続開始時か3年間禁止する』という内容を書いておけば、二女が成人し相続人3人だけで遺産分割の話し合いが無事にできるようになります。遺産分割の禁止はこのようなときに使用することになります。

推定相続人の廃除

遺言書で相続人の廃除ができます。廃除すると相続人から相続の権利をはく奪させることができます。しかし遺言書の内容で書くのは簡単ですが、相続人の廃除はそう簡単にできると思わないのがいいでしょう。

 

ドラマ一部で『○○家の面汚しめ、お前なんか息子だと思わない。今後○○家にお前はいなかったことにする。出ていけ〜勘当だ。』「おぉこっちから、お前を父親だと思わねーよ。せぃせぃするぜ。あばよ」というやり取りよく見たことあると思います。しかし、これだけで理由で相続人の廃除はできません。

 

相続人の廃除はするためには、あなたに対する虐待や相続人に重大な犯罪がある場合など極めて重要なことがある場合です。それだけ、血族が繋がっている相続人は法律で保護されているということです。

財産の遺贈

いきなりですが、贈与とはあなたの財産をあなたの判断で財産を無償であげることです。では、遺贈とは、あなたが亡くなったときに、相続人以外に贈与することです。遺言書で遺贈を指定しておくこともできます。

 

例えば、あんたにお孫さんがいたとします。お孫さんは相続人ではありません。場合によっては代襲相続などで相続人になるときもありますが。。。基本的には相続人ではないと思っておいてください。

 

そのお孫さんに財産を渡したいときに、遺言書で遺贈の指定をする内容を書いておけばお孫さんに財産がいくようになります。これは、お孫さんだけでなく、相続人以外のだれでも遺贈ができます。例えば、事業が軌道に乗せるためにお世話になった友人など。

補足

遺贈は贈与と似ていますが、遺贈時に掛かる税は贈与税ではなく相続税になりますので注意が必要です。基本的には、相続人が支払う相続税より2割増しになるので気をつけたほうがいいでしょう。

遺言執行する者の指定

遺言書を作ったら、どうやって書かれている内容を正確に執行してくれるのだろうと思うでしょう。自分は死んでいるし。。。実行されなかったただの紙切れになってしまうのでは。。。いえいえ、大丈夫ですよ。遺言書の内容を正確に実行する遺言執行人という法律で定められた人が遺言書の内容とおりに行ってくれます。

 

その遺言執行人を遺言書に定めておくことができます。例えば、長女○○○○を遺言執行人として定める。ように書いておくことで遺言書の内容とおりに相続手続きがスムーズに進められるようになります。また、遺言執行人が定められていない場合は、裁判所に申出し、遺言執行人を定めてもらうことになります。

身分の認知

身分の認知とは、あなたが『この子は私の子だ』と認めることです。ただ、認めるだけではなく届出をしなければいけませんが。。。この認知も、遺言書ですることが可能です。遺言書で認知とかするときあるの?どんな時にするのだろうか。。。

 

また簡単な例でいきましょう。あなたが不治の病にかかってしまい余命3ヶ月とします。いつもこのくだりですいません((+_+))妻のお腹の中に懐胎した子がいます。ここのままいけば、生まれていないお子さんは相続する権利がありません。

 

最悪、妻と他の相続人が出てきてしまいます。しかし、あなたがお腹の中の子を認知してあげれば、あなたの子として相続人になれます。これで一件落着。。。このように、遺言書で認知をしておくことでその後問題が起きないようにすることができます。

祭祀財産の指定

祭祀財産とは、仏壇やお墓、あまり見られませんが家系図など。祭祀財産はお金には変えられないが永年引き継がれていくものだと思います。家を継ぐ者が引き継ぐ場合がほとんどですが、そうでない場合もあるので遺言書で祭祀財産の指定をしておくことができます。

おまけ(付言事項)

最後に付言事項というものがあります。付言事項とは、あなたの要望を書く一種の手紙です。遺言書に書いても法律的効力なく必ず書かなくても、遺言書としては問題ありません。

 

しかし、付言事項を書いておくことで遺言書の内容に相続人が不満を持たなくて済むようになりますので書いておいた方がいいでしょう。

 

例えば、あなたが亡きあと妻を娘たちで協力して面倒見てほしいなど、中には、葬式の方法を指定しておいたり。書けることは無数にあります。残された遺族たちに向けて最後の想いを残すのも付言事項の大切な役割になっています。遺言書を作るときは、あなたの想いを必ず付言事項に書きべきです。

まとめ

以上が、遺言書を作る上で覚えておきたい7つの効力でした。おまけで付言事項も付けてしまいましたが。。。ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

遺言書は、本当に相続時にあると対策になります。かつ、相続手続きがスムーズに進めていけるので便利です。筆者は行政書士をしています。相続手続きで遺言書があったら、簡単に手続きが進むのにと思ったことが何度もあります。

 

相続人同士で、財産の隠しあいが始まったり・・・不動産、預金の取り合いが始まったり・・・それもこれもすべて遺言書で指定さえていれば揉めることはなかったと思います。多少の不満が残っても遺言者の想いが書かれていれば、残された遺族はその内容を受け入れてくる場合がほとんどです。

 

日本は、少子高齢に突入にし高齢化は進み働く担い手は減る一方です。そしたら給料は減る一方です。そしたら、親の相続財産に焦点が当てられれることになり、醜い争続が起こってしまうでしょう。そうならない為にも、遺言書はこれからの相続対策としては重要なものになってくると筆者は思っています。


page top