遺言書作成に役立つ情報

『写真で分かる。』2つの遺言書の作成の流れ。

2つの遺言書

いろいろ調べて遺言書の種類は分かった。2種類の遺言書があり、自分で書く遺言書公証役場で作る遺言書が主流になっているが、いざ作成となると何から始めたらいいか迷ってどうすればいい分からん。

 

という人も多いのはないでしょうか。これを読んでるあんたも同じ悩みを持っているのでは。今回はそんな悩みを解決するために『自筆証書遺言』と『公正証書遺言』の作成の流れを画像を交えて簡単に説明していきます。これを読めばすぐにでも遺言書の作成するため何をやるべきか分かります。

では、はじめに自筆証書遺言の作成の流れから始まり、つぎに公正証書遺言の作成の流れの順番で解説していきます。

自筆証書遺言の作成の流れ

ここでは、自分で書く自筆証書遺言の作成の流れを実際の写真を交えて解説していきます。ここを参考にしていただければ、遺言書が作成できるようになります。最初に簡単な流れをお伝えてしておきます。

1、自筆証書遺言に必要な物を準備する。

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2、自書で遺言書を作成する。

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3、封筒に納めてか完成。

このような、3つの流れで自筆証書遺言は作成していきます。

自筆証書遺言を作成するのに準備する物

遺言書セット

【必須な物】
・ペン
※消せるボールペンや鉛筆は不可
・便箋
※無地の用紙でも可
・封筒
・実印
【あればいい物】
・印鑑証明書
・財産の証明書になる物
※預金のコピーや不動産の全部事項証明書など

上記に挙げた書類を準備しましょう。『あればいい物』は、遺言書の裏づけの証拠書類となる物です。できれば、準備しておくといいでしょう。

自書で遺言内容を書く

自筆証書遺言の例
準備した書類を基に正確に書いていきましょう。もし、誤字脱字を起きてしまった場合は決まった訂正方法がありますが間違った訂正をしてしまうと問題なので、大変ですが新しい便箋で再度書き直ししたほうがいいです。
遺言書の内容はこちらお読みください。≫≫≫

補足

補足として、遺言書と同時に財産目録というのもを作っておくと遺言書を執行するのに、財産が見つからないなどの問題が起きないので便利です。

 

財産目録とは、あなたの財産をまとめた物です。どんな物かというと写真を見てもらった方が分かりやすいですね。パソコンでも自筆でも問題ありません。この財産目録も遺言書と一緒に入れておくと残された相続人は助かります。

おまけ

いきなり、便箋に正書するのではなく

・誰に書くか
・どんな内容を書くか
・自己財産の洗い出し

を決めて、面倒でも遺言書の文案を作ってから正書したほうがいいでしょう。学生のときに作文を書いたのを思い出していただければ分かると思います。何も考えず、いきなり書き出したら何度も消しては書いての繰り返しだったと思います。終わってみれば作文用紙もボロボロ、内容も支離滅裂なことを書いていた。

 

そうならない為にも、最初に文案や構成を考えて下書きしておくと正確な遺言書が作成できるようになります。

封筒に納めて完了

遺言書封の仕方
封筒は、三つ折りの封筒でも用紙サイズに適した封筒のどちらでも構いません。用紙サイズに適した封筒のが書類を折らずにきれいに入れられるので私的には好みですが。

 

いきなり、正書した遺言書などを入れず、写真のように封筒にペンで必要な文字を記入しましょう。そして出来上がったらすべての書類を封筒に入れて封と押印をして完成です。お疲れさまです(^^)

おまけ

完成した遺言書の保管場所に困ると思いませんか。『よし、無事に完成した。さて、置いておく場所は・・・どこにしようか迷うな。家族に持ってもらうのもなんかなぁ。知り合いに持っててもらうの悪いしね。金庫に閉まっておくか、いやいや自分しか暗証番号が知らない・・・保管場所が見つからん。』そんな時は、お近くの法務局に保管してもらいましょう。

 

近年の法改正で、『自筆証書遺言の保管制度』が創設されました。保管制度を使って法務局に保管してもらうようにすれば、あなたが亡くなったあとに関係相続人に遺言書の有無の通知されますので、遺言書が実行されないなどの不備がなくなり便利な制度です。

公正証書遺言の作成の流れ

つぎに公証役場で作成する公正証書遺言の流れを解説していきます。ここを参考にしていただければ、公正証書遺言がスムーズに作成できるようになります。

 

では最初に簡単な流れをお伝えてしておきます。

1、公正証書遺言に作成するために必要な物を準備する。

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2、必要な物が揃ったら公証役場に連絡、打合せ。

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3、公証役場か指定場所で作成完了。

このような、3つの流れで公正証書遺言は作成していきます。

公正証書遺言を作成するのに準備する物

遺言書案遺言書添付書類

【準備する物】
・遺言書の文案
※自筆証書遺言の内容でパソコン作成可
・遺言者の印鑑証明書(本人)
・遺言書の戸籍謄本(本人)
※生まれてから現在までの物
・相続人の戸籍謄本(財産の渡す場合は必要)
※現在の物
・受贈者の住民票(遺贈する場合は必要)
・財産を特定できるもの
※全部事項証明書や通帳のコピーなど
・当年度の固定資産評価証明書(不動産が財産にある場合)
・遺言執行人の住所氏名職業を書いた物
※手書きの物で可能。

上記にあげた物のが、原則必要になります。上記以外にも遺言書の作成内容によっては公証役場から必要書類の提出が求められる場合がありますのでその時は準備が必要になります。

補足

遺言執行人とは、遺言書の内容を実行する人です。執行人がいけなければあなたが亡くなった後に執行人を選任する手間が出て来てしまうので、遺言書の内容に遺言書執行人を盛り込んでおいたほうがいいです。

 

執行人は、相続人でも第三者の人でも問題ありません。しかし、指定された当人は急に言われてもびっくりしてしまうこともあります。これでは、スムーズに遺言書通りに相続手続きに進まなくなってしまうなどの問題がおきないように事前に伝えて置くようした方がいいでしょう。

公証役場に連絡

自宅から最寄りの公証役場に連絡し公正証書遺言の作成の旨の伝えて、準備した物を郵送するか直接持ち込みます。公証役場が準備した物に不備がないか確認して、本人に直接連絡がいきます。その時に、追加の物や内容について聞かれ、数回訪問して公証役場との打ち合わせが行われます。打合せが終りすべての準備が整えば作成の日時を決めることになります。

おまけ

公正証書遺言を作成するときの当日、遺言書作成を見届ける2人の証人が必要になります。頼む人がいなければ公証役場の方で準備していただけるので問題ありません。

 

証人になれる人には近親者以外などの細かい要件があるので、よく分からなければ公証役場に頼んでしまったほうがいいでしょう。頼むときは証人費用が1人あたり1万円前後になります。作成する公証役場で聞けば教えてくれます。

公証役場か指定場所で作成完了

公正証書遺言
作成当日は、公証役場か打合せで指定した場所での作成になります。準備する物を持って向かいます。作成時間何事もなければ1時間程度で終わります。

 

公証役場の方が遺言書の原本を事前に作成してくれていますので、遺言者本人が再度遺言書の内容を公証人に伝えて押印して完了です。

補足

作成完了後、遺言書は公証役場で保管してくれるのはもちろん、画像のように遺言書の正本1、謄本2の計3通を本人に渡してくれます。その遺言書を金庫に保管するか遺言執行人に渡しておくかは、本人の判断になります。専門家によっては、有料で保管してくれるとこもあります。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。2通りの作成の流れを簡単に説明してきました。どうだったでしょうか。

 

自筆証書遺言でも公正証書遺言で作成しても遺言書の効力は変わりません。自筆証書遺言なら費用は安く済むというメリットがあり、自分で書くという作業がデメリットになります。また簡単に作成できるところも自筆証書遺言です。

 

遺言書を見た関係相続人同士が揉めて、遺言書の真疑が問われる可能性があるなら費用は掛かりますが公正証書遺言で作成することをおすすめします。公証役場という国が定めた機関が作成してくれますので証明書になり遺言書を疑われることはなくなります。

 

簡単に作るなら自筆証書遺言になり、証明力が必要なら公正証書遺言になります。どちらで作るかはあなた自身の判断になります。それでも分からない場合は専門家に相談するのも1つの手になります。
※遺言書の名前、内容は独自に考えたものです。実在する人物などではありません。


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